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PowerShellでは Out-Fileコマンドレットを使用して、テキストファイルを作成することができます。
リダイレクション演算子(>)を使用するよりも、より細かな操作を行うことが可能です。
基本構文
"ファイルに書き込む文字列" | Out-File "出力ファイルパス"
sample1では"abc"という文字列が書かれた Test.txt ファイルを作成します。
sample1PS C:\Work> "abc" | Out-File Test.txt |
次に文字エンコードの種類を指定してファイルを作成する例です。
文字エンコードを指定するには、-encoding パラメータを使用します。
-encodingパラメータには、Unicode、UTF7、UTF8、UTF32、ASCII、BigEndianUnicode、Default、および OEM です。-encoding を省略した場合は Unicode となります。
sample2では、文字コードの種類にUTF8を指定してテキストファイルを作成しています。
sample2PS C:\Work> "あいうえお" | Out-File sample.txt -encoding UTF8 |
次は、ファイルの末尾に追加する例です。
ファイルの末尾に、指定したテキストを追加するには -append パラメータを使用します。
sample3 では文字コードの種類にUTF8を指定して、"あいうえお"と書かれたファイル(sample.txt)を作成します。(1)
Get-Content コマンドレットでファイルに書き込まれた内容を確認します。(2)
次に、sample.txt に"かきくけこ"というテキストをファイルの末尾に追加します。(3)
ファイルの内容を確認してみると、末尾に"かきくけこ"が追加されたことを確認することができます。(4)
sample3PS C:\Work> "あいうえお" | Out-File sample.txt -encoding UTF8 (1) |