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03.引数を省略可能にするには

 
UPDATE:2007/12/03    
 




PowerShellでは、引数が省略可能な関数を作成することができます。

省略可能な引数は

function 関数名 [(引数[=デフォルト値],..)] {
関数の本体
[return 戻り値]
}

で作成することができます。
引数を省略するということは、「省略された場合の値をあらかじめ設定しておく」という意味であることに注意してください。

引数と戻り値のある関数を作成するにはで作成した GetIncludeTax 関数を省略可能に変更します。
引数が変更された場合は 100円の税込金額を計算するようにします。$price=100 として省略時の値を100としておく。

sample1のように入力したら、IncludingTax2.ps1 として保存します。

sample1

function GetIncludingTax ($price=100) {
return $price * 1.05
}

GetIncludingTax
GetIncludingTax 200

では、実際に作成したスクリプトを実行してみます。
最初に、Set-Locationコマンドレットでスクリプトファイルを保存した場所へ移動します。(1)
次にスクリプトを実行します。 スクリプトを実行する場合は ./スクリプトファイル名 とします。 (2)

最初に GetIncludingTax を引数なしで実行するので結果として105が返されます。(3)
次に GetIncludingTax 200 が実行されるので結果として205が返されます。(4)

sample2

PS C:\Users\HIRO> Set-Location C:\Work         ----(1)
PS C:\Work>
PS C:\Work> ./IncludingTax2.ps1 ----(2)
105 ----(3)
210 ----(4)