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06.ストアドファンクション操作

UPDATE:2007/04/22 

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その1～その5までは、OracleのストアドプロシージャをVB.NETから使用する方法を紹介しました。

今回は、OracleのストアドファンクションをVB.NETから呼び出す方法を紹介します。

使用するテーブルは、Oracleを使用している人であればおなじみの、scott/tigerのEMP表です。

ストアドファンクションは下記の通りです。呼び出すと777と言う数値を返すだけのものです。
（例によって深い意味はありません。説明用です。）

■ストアドファンクション
CREATE OR REPLACE FUNCTION SCOTT.FUNCTION1
RETURN NUMBER -- 戻り値のデータ型
IS
BEGIN
    return (777);
END;
/

　まず、OracleParameterのインスタンスを作成します。

　OracleParameterのインスタンス作成時の第１引数には、適当に名前を付けた値を指定します。（今回は戻り値を受け取るという意味合いをこめて"retVal"としています）。第２引数にはストアドファンクションの戻り値であるNumber型に対応する型を指定します。（OracleType.Number）

　次に、ExecuteNonQueryを実行し、作成しておいたOracleParameterのインスタンス（retVal）のValueプロパティを参照することで、ストアドファンクションの戻り値を取得することができます。

　
サンプル
Private Sub OracleClient_FUNCTION1()
    Try
        Using OraConn As New OracleConnection("user id=scott;password=tiger;data source=YourServer")
            Using Cmd As New OracleCommand
                'データベース接続を開く
                OraConn.Open()
                Cmd.Connection = OraConn
                'コマンドタイプをストアドプロシージャにする
                Cmd.CommandType = CommandType.StoredProcedure
                '実行するストアドプロシージャを指定
                Cmd.CommandText = "FUNCTION1"
                'ストアドファンクションの戻り値パラメータ作成
                Dim retVal As New OracleParameter("retVal", OracleType.Number)
                retVal.Direction = ParameterDirection.ReturnValue
                Cmd.Parameters.Add(retVal)

                'ストアドファンクションの実行
                Cmd.ExecuteNonQuery()

                MessageBox.Show("FUNCTION1 正常終了 戻り値=" & retVal.Value.ToString(), _
                    "SUCCESS", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Information)
            End Using
        End Using

    Catch OraEx As OracleException
        'Oracle例外発生時
        MessageBox.Show(OraEx.Message, "ORACLE ERROR", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Stop)

    Catch ex As Exception
        '一般例外発生時
        MessageBox.Show(ex.Message, "ERROR", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Stop)
    End Try
End Sub
 

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