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Update 2018/12/15
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「04.セルの結合や解除をするには?」 ではセルの結合方法や解除方法について説明しました。
ここでは、結合されているセルについて調べる方法を説明します。
セルが結合されているかを調べるには、MergeCellsメソッドを使用します。
MergeCellsメソッドは、指定されたセルが結合セルの一部であるときに True を返します。
書式を以下に示します。
expression.MergeCells
expressionには、ActiveCellやRannge, Cellなどを使用して、調べたいセルを指定します。
以下はB2セルが結合セルの一部になっているかを調べる例です。
If Range("B2").MergeCells Then
MsgBox "セルが結合されています"
End If
実行例を以下に示します。
指定したセルが結合しているとき、どこからどこまでが結合範囲かを調べるには MergeAreaプロパティのAddressプロパティを使用します。
expression.MergeArea.Address
以下は、B2セルが結合されているときに、その結合範囲を調べる例です。
If Range("B2").MergeCells Then
MsgBox Range("B2").MergeArea.Address
End If
実行例を以下に示します。
結合されているセルの行数や列数を調べるには MergeAreaプロパティのRows.CountプロパティやColumns.Countプロパティを使用します。
expression.MergeArea.Rows.Count '結合されているセルの行数 expression.MergeArea.Columns.Count '結合されている列数
以下は、A1〜C5までが結合されているときに、その行数や列数を調べる例を示します。
If Range("B2").MergeCells Then
MsgBox "結合されている行数は" & Range("B2").MergeArea.Rows.Count & vbCrLf & _
"結合されている列数は" & Range("B2").MergeArea.Columns.Count
End If
実行例を以下に示します。