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動的にコントロールを配置する例として、ボタンコントロールを10個並べて配置し、それぞれのボタンがクリックされたときの処理を行うサンプルを紹介します。
手順
1)ボタンを10個管理するために、配列で宣言する
2)For ~ Nextで10個のボタンを作成する
2-1)インスタンスを作成
2-2)配置位置を設定
2-3)Nameプロパティを設定
2-4)サイズを設定
2-5)TabIndexを設定
2-6)ボタンテキストを設定
2-7)イベントハンドラの登録
イベントハンドラはAddHandlerで登録します。
AddressOfの右側に結びつけるメソッド名を記述します。
2-8)フォームに配置
3)クリックされたボタンを特定する
引数「sender」には、呼び出しもとのコントロールの情報が入っています。
CType(sender,Button)とすることで、呼び出しもとのボタンのプロパティをすべて取得することができます。
ここでは、Textプロパティを取得して、MessageBox.Showで確認しています。
サンプルはボタンコントロールを使用していますが、そのほかのコントロールでも同様の手順で動的に配置することが出来ます。
動的にコントロールを配置するコツとしては、一度フォームに実際にコントロールを貼り付けてみて、プロパティウィンドウでデザイン時に設定できる項目を把握しておくことです。(最低Name, Location, Sizeプロパティは必要)こうすれば、コーディングでどのプロパティを設定すれば、自分が望むコントロールを動的に配置できるかがわかります。
using System.Windows.Forms; : :省略 : // 1)ボタン10個分の配列を準備 private Button[] btnArray = new Button[10]; private void Form1_Load(object sender, System.EventArgs e) { for ( int i = 0; i < 10; i++ ) { // 2-1)インスタンスを作成 btnArray[i] = new Button(); // 2-2)配置位置を設定 btnArray[i].Location = new Point(10, 10 + 20 * i + 2); // 2-3)Nameプロパティを設定 btnArray[i].Name = "Button" + i.ToString(); // 2-4)サイズを設定 btnArray[i].Size = new System.Drawing.Size(100, 20); // 2-5)TabIndexを設定 btnArray[i].TabIndex = i + 1; // 2-6)ボタンテキストを設定 btnArray[i].Text = "ボタン" + i.ToString(); // 2-7)イベントハンドラの登録 btnArray[i].Click += new System.EventHandler( ButtonClick ); // 2-8)フォームに配置 this.Controls.Add(btnArray[i]); } } private void ButtonClick(object sender, System.EventArgs e) { // 3)クリックされたボタンを特定する MessageBox.Show(((Button)sender).Text); }
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