VB.NET, C#, PowerShellを使用しているエンジニアのためのサイト。
基本的な使用方法から開発で役立つTipsまで幅広く取り扱っています。
PowerShellでは、|で他のコマンドとパイプライン処理を行うことができます。
パイプラインから受け取った値は、$inputという自動変数に代入されます。
sample1では "Apple", "Orange", "Banana"の値をパイプラインで関数PrintStringへ渡しています。
foreachを使用して$inputへ代入された値を1つずつ取り出し、出力しています。
sample1PS C:\Work> function PrintString { |
|を使用して関数を呼び出す場合は、begin, process, endキーワードを使用して、初期化から終了処理までを簡潔に書くことが可能です。
構文は
function 関数名 {
begin {最初に1度だけ実行される}
process {パイプラインで受けた値の数だけ繰り返される}
end {最後に1度だけ実行される}
}
です。
sample2をtest.ps1として保存して実行してみましょう。
sample2function func1 |
実行結果はsample3のとおりです。
最初に --Begin-- という文字列が出力されます。(1)
次にパイプラインで受け取った値の数だけ process ブロックに書かれた処理を実行します。(2)
最後に --End-- という文字列を出力します。(3)
sample3PS C:\Work2> ./test.ps1 |