VB.NET, C#, PowerShellを使用しているエンジニアのためのサイト。
基本的な使用方法から開発で役立つTipsまで幅広く取り扱っています。
ワイルドカードを使用して、複数ファイルを移動することもできます。(sample4)
sample4では C:\Workに存在するテキストファイル(*.txt)を C:\Work2 に移動します。
複数のファイルを移動する場合は、移動先のパスにフォルダを指定してください。
sample1PS C:\Work> Move-Item C:\Work\*.txt C:\Work2 |
ファイルを移動するには、Move-Item コマンドレットを使用します。
基本構文は
Move-Item 移動元パス 移動先パス
です。
移動先にすでにファイルが存在する場合は、エラーとなることに注意してください。
sample2PS C:\Work> Move-Item C:\Work\A.txt C:\Work2\A.txt |
移動先にすでにファイルがある場合でも、移動元のファイルを移動させるには -force パラメータを使用します。
構文は下記のとおりです。
Move-Item 移動元パス 移動先パス -force
この場合は、既に存在するファイルに上書きするような形で移動が行われます。
元の情報を失っては困る場合は -force パラメータを使用しないようにしてください。
sample3PS C:\Work> Move-Item C:\Work\A.txt C:\Work2\A.txt -force |
ファイル移動時に確認メッセージを表示させるには -confirm パラメータを使用します。
sample4PS C:\Work> Move-Item C:\Work\A.txt C:\Work2\A.txt -confirm |